Swift 2で要求バージョンの指定・実行環境バージョンの確認を行う(#availableと@available)

公開日: : 最終更新日:2016/02/10 iPhoneアプリ開発

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Swift 2で追加された#available, @availableの使い方についてメモしておきたいと思います。

    

関数やクラスなどが、どのバージョンを要求するのかを明示できる

関数やクラスなどを作った際、それがそのプラットフォームのどのバージョンを要求するのかを明示できます。

@available(iOS 8, *) // iOS 8以降を要求
func f8() {
    
}

@available(iOS 9, *) // iOS 9以降を要求
func f9() {
    
}

@available(iOS 10, *) // iOS 10以降を要求
func f10() {
    
}

なお、以下のように

@available(iOS 9)
func f9() {
    
}

“, *” なしで記述をすると、ビルド時に「Must handle potential future platforms with ‘*’」というビルドエラーが出ます。

    

Deployment Targetと呼び出しているメソッドのチェックを行ってくれる

@availableを使うことにより、ビルド時にDeployment Targetと呼び出しているメソッドのチェックを行ってくれます。

例えば、Deployment Targetを9.0に設定している状態で以下のようなコードを書くと、

f8()
f9()
f10()

f10の呼び出しに関して、「’f10()’ is only available on iOS 10 or newer」というビルドエラーを出してくれます。

    

実行環境のバージョンによって処理を分岐できる

ifやguardにて#availableを使うことで、実行環境のバージョンによって処理を分岐させることができます。

例えば以下のようなコードを書くことができます。

if #available(iOS 8, *) { // iOS 8以降の時のみ実行
    f8()
}
if #available(iOS 9, *) { // iOS 9以降の時のみ実行
    f9()
}
if #available(iOS 10, *) { // iOS 10以降の時のみ実行
    f10()
}

    

Appleが提供しているAPIでも@availableが指定されている

Appleが提供しているAPIでも、@availableが指定されています。

例えばViewControllerのaddKeyCommandメソッドの宣言は以下のようになっています。

extension UIViewController {
    @available(iOS 9.0, *)
    public func addKeyCommand(keyCommand: UIKeyCommand)
}

よって、このaddKeyCommandメソッドを使った場合、プロジェクトのDeployment Targetが9.0よりも前に設定されていると「’addKeyCommand’ is only available on iOS 9.0 or newer」というビルドエラーが出ます。

この場合は以下のように#availableを使うことで、

if #available(iOS 9.0, *) {
    let command = UIKeyCommand()
    self.addKeyCommand(command)
}

iOS 9以降の時のみにaddKeyCommandを使うというコードを書くことができます。

    

@akio0911はこう思った。

@availableと#availableを使うことで、プラットフォームの特定のバージョンを要求するコードをキレイに分かりやすく書くことができます。

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