ゆるい入門書では物足りない人向けの濃い内容!「本気ではじめるiPhoneアプリ作り」

公開日: : iPhoneアプリ開発

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ヤフー株式会社のiOSエンジニアである西 磨翁(にし まお)さんより、「本気ではじめるiPhoneアプリ作り Xcode 7.x+Swift 2.x対応 黒帯エンジニアがしっかり教える基本テクニック (ヤフー黒帯シリーズ)」を頂きました。

早速読ませていただいたんですが、まったくプログラミング経験がない方向けというよりも、入門段階を過ぎて、「さあこれから実際のアプリを作り始めるぞ」という段階で必要となる濃い知識が数多く詰まった本だと思います。

    

    

Swiftの文法の解説にかなりのページ数を割いている

プログラミング言語「Swift」の文法解説に約70ページを割いています。入門書としてはかなり多いほうじゃないかと思います。

紙面はフルカラーで、図も豊富で見やすいので、クラス・継承・インスタンスなどの概念に関する解説もかなり分かりやすいのではないかと思います。

最後の方には他の入門書にはなかなか載っていない

  • filter
  • map
  • reduce

などの解説も載っていて、かなり発展的な部分にも触れられているなあと感じました。

    

なぜビューコントローラーが必要なのか?

iPhoneアプリの作り方を勉強し始めて、初期の段階で疑問に思うのが「ビューとビューコントローラーの関係性」や「なぜビューコントローラーが必要なのか」なんですけど、このあたりに関してもページを割いて図入りで解説しているのがいいなと思いましたl

    

weak修飾子やオーナーシップ

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weak修飾子やオーナーシップについても解説が載っています。この「weak」というキーワードは入門初期にアウトレットを作った段階で出てくるキーワードなわけで、アプリ講座でもよく質問を受けるポイントだったりします。

    

データ永続化とNSUserDefaults

データ永続化(アプリをいったん終了し、再び起動してもユーザー入力などのデータを復帰させられるようにすること)については、

  • NSUserDefaults
  • Core Data
  • iCloud
  • Keychain
  •  

などの選択肢について、それぞれの長所と短所に触れたうえで、NSUserDefaultsの使ったサンプルアプリの解説を行っています。

通常はNSUserDefaultsだとInt(整数)やString(文字列)などの基本的なデータしか保存できないんですけど、NSCodingやNSKeyedArchiveなどの仕組みを使って独自のデータ型についても保存を行う方法が解説されています。ここまで解説している入門書はなかなかないと思います。

    

通信を行うアプリの作り方についても解説

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NSURLSessionを使って、ネットと通信を行うアプリの作り方についても触れられています。

通信などの時間がかかる処理を行うアプリを作る上ではぜひ理解しておきたい

  • メイン実行ループ
  • イベントキュー
  • メインスレッド
  • ワーカースレッド

などについても載っています。ここまで解説してくれている入門書はなかなかないですよ、ほんとに・・・。

    

Sketchを使ったアプリアイコン作成まで!

Chapter 8「アプリの公開に向けて」では、Sketchというアプリを使ったアプリアイコン作成の方法についても触れています。

Sketchはデザインソフトを使ったことがない方にもぜひ試してもらいたいアプリです。KeynoteやPowerPoint、Wordなどのアプリを使ったことがある方であれば、なんとなくで使えてしまうと思います。それくらいUIが分かりやすいです。

    

@akio0911はこう思った。

入門段階ではあまり問題にならない、実際のアプリを作る段階ではぜひおさえておきたい知識がたくさんつまった良い本だと思います。

アプリ講座でも、既に小さいアプリは作れるけど大きいアプリになると挫折してしまう方や、2冊目に読むべき技術書としてプッシュしていこうかなと思ってます!

    

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