Swift 2のドキュメントコメントの書き方(JavaDoc的なやつ)
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コード補完時やoptionクリック時などに説明が出てくるようにする「ドキュメントコメント(Javaで言うJavaDocみたいなやつ)」の書き方について解説したいと思います!
ドキュメントコメント(文書化コメント)
/** から始まるコメント、または /// で始まる行末までのコメントがドキュメントコメント(文書化コメント)として扱われます。
/** コメント */
/// コメント
段落
空白行によって段落を表現できます。
段落1 段落2 段落3
ソースコード
行の先頭に空白4つ、あるいは前後行を「“`(バッククォート3つ)」で囲うとコード行としてグレーの四角で囲われます。
``` let b = 234 ```
引数
以下のいずれかの書式で、引数に関する情報を書くことができます。
- parameter 引数1: 引数1に関する説明 - parameter 引数2: 引数2に関する説明
- parameters: - 引数1: 引数1に関する説明 - 引数2: 引数2に関する説明
返り値
以下の様な書式で、返り値に関する情報を書くことができます。
- returns: 返り値に関する説明
エラー
以下の様な書式で、エラーがthrowされる場合の情報を書くことができます。
- throws: エラーがthrowされる場合の説明
見出し
行の先頭に#を置くことで、その行を見出しにできます。
# 見出し1 ## 見出し2 ### 見出し3
箇条書き
“-“, “+”, “*” を使うと箇条書きを表現できます。
- 項目1 - 項目2 - 項目3
太字・斜体
「**文字列**」「__文字列__」を使うと太字、「*文字列*」「_文字列_」を使うと斜体を表現できます。
**太字** *斜体*
水平線
「—」または「***」で水平線を表現できます。
--- ***
リンク
[リンク文字列](リンク先のアドレス) で、リンクを表現することができます。
[卵は世界である](https://eggisworld.thick.jp)
実例
ドキュメントコメントを使った実例を以下に示します。
/// 割り算に関するエラー enum DivideError : ErrorType { /// ゼロ除算 case ZeroDivide } /** 割り算を行う - parameter num1: 割られる数 - parameter num2: 割る数 - throws: 割る数が0だった場合にエラー - returns: 割り算の結果 */ func divide(num1 num1: Int, num2: Int) throws -> Int { guard num2 != 0 else { throw DivideError.ZeroDivide } return num1 / num2 }
@akio0911はこう思った。
ドキュメントコメントをキッチリ入れておくと、コード補完時などに説明が出てくるのでコードが書きやすく&読みやすくなると思います!
ちなみにSwift 2のコメントに関しては以下の書籍に詳しく載っているので、気になる方は読んでみると良いかもです。
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