複数バージョンのXcodeを共存してMacにインストールする方法
公開日:
:
最終更新日:2017/08/24
iOSアプリ開発
記事内に広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは、@akio0911です。
いよいよXcode 6.3が正式にリリースされましたね。
今回は複数バージョンのXcodeを、共存してMacにインストールする方法について紹介したいと思います!
僕はこの方法で現在「Xcode 6.1.1」「Xcode 6.2」「Xcode 6.3」を共存させて使っていますが、「Xcode 5」でも共存可能です。
Mac App Store版ではなく、dmg版を使う
まず前提として、Mac App Store版ではなくdmg版のXcodeを使いましょう。
Mac App Store版だと、アップデートした時に上書きインストールされてしまうようです。
ちなみにdmg版はこちらのページからダウンロードできます。旧バージョンのXcodeもダウンロードできますよ。現時点(2015/04/10)でもXcode 2.3(!)くらいまでさかのぼれます。
追記(2016/09/26)
- 1つはMac App Store版、それ以外はdmg版という運用も可能です。
- Xcode 8では拡張子がdmgではなくxipになっています。
既にインストールしているXcodeをリネームする
まずはFinderを使ってアプリケーションフォルダを開き、既にインストールしているXcodeの名前を変更します。バージョン番号を付けておくと分かりやすくて良いと思います。
追記(2016/09/26)
Xcodeを一度でも起動した後にファイル名を変更すると不具合が発生するので(リリースノートより)、ファイル名変更はXcodeを起動する前に行いましょう。
ちなみにXcodeをわざわざ起動しなくても、Xcodeのアイコンを選択して右クリックで「情報を見る」か、Command + I でバージョンを確認することができます。
dmg版をインストールする
こちらのページで、これからインストールしたいバージョンのXcodeのdmg版をダウンロードします。
ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックし、Xcodeのアイコンをアプリケーションフォルダへドラッグしてコピーするだけでインストールは完了します。
新規にインストールしたXcodeの名前をリネームする
新規にインストールしたXcodeの名前をFinderでリネームしましょう。これで複数バージョンのXcodeを共存できるようになります。
プロジェクトを開く時の注意点
プロジェクトをダブルクリックする方法だと、意図しているのとは異なるバージョンのXcodeでプロジェクトを開いてしまう可能性があります。
右クリックして「このアプリケーションで開く」を使ってバージョンを指定するとよいでしょう。
また、プロジェクトファイルを右クリックして「情報を見る」で、ダブルクリック時に使用するXcodeを設定できます。すべてのプロジェクトで使用するXcodeバージョンを設定することもできます。
ドックにすべてのバージョンのXcodeを登録しておいて、ここへプロジェクトファイルをドラッグして開く方法も便利です。それぞれのXcodeをきちんとリネームしておけば、ドラッグ時にXcodeのバージョンを確認することができます。
@akio0911はこう思った。
「最新バージョンのXcodeを使いたい」という他にも、「訳あって旧バージョンのXcodeを使いたい」「ベータ版のXcodeを使いたい」というシチュエーションも多々あると思います。
今回紹介した方法で複数バージョンのXcodeを共存させて、快適にアプリ開発を行いましょう!
【解決】Playground execution terminated because the process stopped unexpectedlyが出た時の対処法


関連記事
この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
Twitterで更新情報をゲット!